こんにちは。SKYです。 
2016年は簿記論・財務諸表論・消費税法を受験しました。


本試験を今年初めて受験して思ったことがあります。






それは、最後に頼りになるのは、
先生でもなく友達でもなく
「自分の頭の中」だけということ。

まあ、至極当たり前っちゃあ当たり前なのですが。








具体的な内容に触れつつ、その考えを述べたいと思います。

今年の簿記論の第二問の中には問題の文章から取引を読み取り自分で仕訳を切るリース取引の問題が出されました。

問題文から、リース取引が移転外なのか移転なのか、その他条件を正確に読み取り仕訳に必要な判断をしていくものでした。

これは、リース取引の仕訳自体が切れるだけではなく、リース取引にはそもそもどのような種類があり、それらの前提条件には何があって何を満たす必要があるのか、といったリース取引全体についての理解が求められることを意味しています。

これまでの答練ではあまり解いた事のない問題でした。今思うといい問題だなと。(上から目線)








つまり、逆算して学習の視点で考えるとリースの論点を勉強するときには取引の仕訳と金額の算出方法だけではなく、下記のような条件や内容を「完璧に」頭に叩き込んでおくことが必要ということになります。

・どのような時にファイナンスリース取引になるか
・所有権移転外取引となるのはどのような時か(And条件かOr条件か)
・前払、後払時の処理の仕訳の違い
・現在価値の判定を行うときはいつか
(リースバックでも判定を行うのか)
・リースバック時の仕訳
・最終年度の仕訳

これらの内容はテキスト冒頭の基本論点の説明文に書かれている部分だったりして、講義の中ではさらっと済ませたりすることもしばしば。
それらを見逃さずに自発的に吸収する必要がある。







ここで「完璧」と書いたのは、本試験という極度の緊張状態の中では、ほんの少しでも迷いが生じた時点で間違える可能性があると感じたためです。

〜頭の中〜
(確かこの判断であってるはずだけど、あまり答練でも解いたことないし、本当にこれでいいのかな。答練だと違う仕訳だったはず。やっぱり答練の仕訳にしようかな。みんなもそうするはず!)

本試験では普段考えないようなことをなぜか考えてしまいます。この結果、迷いが生じ間違えてしまう。

「あとで冷静になればどう考えても間違えるわけないのに、なんでこんな仕訳にしてしまったんだろう。」

私が実際にしてしまった後悔ですが、これはやはり学習時に「完璧に」その取引を把握していなかったことが原因と考えられます。

これを「ちょっとしたケアレスミス」と考えるのは尚早かなと思います。







本試験で解いた事のない問題(適切に判断すれば解けない問題ではない)について、自分が学んだ事に絶対の自信を持って解答するには勇気が必要です。

足すか、引くか、掛けるか、割るか。
この判断ひとつで答えが大きく変わってきます。



少しでも迷いをなくすため、日々の学習でその内容のどこかがトレーニングとは違う形で「本試験で出たら」と思うと、気を引き締めて日々の勉強も出来る気がする。

そんなことを本試験を初めて受験した時に感じたのでした。





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