こんにちは。SKYです。
こちら、「どうでもいい」シリーズです。
簿記論を勉強しているとき、結構ミスが多発していました。
なんでミスするんだろう、とそのミスの内容や原因を考えたところ、
その原因はいくつかの種類に分類出来ることがわかりました。
その原因を説明するためには、
ここでは「問題を解く」ということをまず載せたいと思います。
自分が簿記の問題を解くときに具体的に何をしていたのか、
細かく分けてみました。
■問題を解く
大きく下記3つのプロセスに分かれます。
① Input 問題を読む
② Process 問題を解く
③ Output 答えを転記する
■①Input 問題を読む
こちら、当たり前ですが問題を解くための情報がなければ問題は解けません。
問題用紙に書いている問題を読む。これをまず最初に行います。
細かくは、以下の3つに分けられます。
①-1 解答要求事項の確認
①-2 前提の確認
①-3 内容の確認
①-1 解答要求事項の確認
その問題が何を求めているのか、当たり前ですがとても重要です。
トレーニングで当たり前のように解いていると、
そもそも求められている答えが違っていたなんてことが幾度かありました。
工事契約で工事高(売上)が必要なのか総利益(売上-原価)が必要なのか。
トレーニングでは工事高と原価を出すことに集中しますので、
それを満足して記入すると金額は出せているけど、答えが違うということになります。
①-2 前提の確認
その処理の方法が2種類以上あるときなどは前提の確認が重要です。
・定額法なのか、利息法なのか。
・科目は何で処理するのか。営業費等でまとめていいのか。
・既に処理しているのか、どこまで処理済みなのか。
・当期は何月決算か(償却は何か月分するべきか)
①-3 内容の確認
最後に金額等の問題の内容を慎重に読みます。
■②Process 問題を解く
これが一番メインの所ですね。問題を解く。
②-1 仕訳・計算式を考える・メモする
②-2 必要な変数を取り出す
②-3 電卓で答えを導き出す
②-1 仕訳・計算式を考える・メモする
その問題を解くときに必要となる仕訳や計算式を思い出します。
社債の買入(区分法)であれば、どのような仕訳になるのか。
その仕訳の各科目はどのような算式で求められるのか。
必要があれば仕訳や式をメモします。
キャッシュフロー計算書などの構造論点は、
必要となるボックスをイメージしてメモします。
②-2 必要な変数を取り出す
仕訳・算式が出てきたら必要となる数値(変数)を問題文から読み取り、
抽出して仕訳や計算式にあてはめます。
②-3 電卓で答えを導き出す
最後に電卓で求めたい項目の数値を算出します。
■③Output 答えを転記する
求めたい答えが出たら答えを転記します。
③-1 解答欄を確認する
③-2 答えを集計する
③-3 答えを転記する
③-1 解答欄を確認する
解答欄はどこなのか。番号のみ振っている場合、何番に記入するのか。
③-2 答えを集計する
その科目の処理数が多い場合、集計が必要となります。
売掛金や買掛金、売上や為替差損益などなど。
すべての処理が終わり、各数値を集計して初めて答えが求まります。
③-3 答えを転記する
最後に算出した答えを確認した解答欄に転記して完了となります。
■まとめ
もっと細かくはいろいろありますが、
簿記論において問題を解くために、
9のステップを必要とすることが分かりました。
書いてみると意外ですが、ステップ数が9というのは多いですね。
日々自分が行っている作業が実は複雑だったということです。
簿記論ではこれら9のステップにたくさんのトラップが仕掛けられており、
1つでもそのトラップに引っかかると"絶対に"正しい答えに辿り着きません。
次回はそもそもの発端となった、
「ミスの原因」について触れていきたいと思います。
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